呼吸器内科|ちねん内科クリニック|
川口市安行の内科・循環器内科・糖尿病内科・呼吸器内科

〒334-0072埼玉県川口市安行吉岡1459-5
TEL.048-290-8051
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呼吸器内科

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川口市安行の内科・循環器内科・糖尿病内科・呼吸器内科

呼吸器内科について

咳をする少女

呼吸器内科では一般的なかぜからインフルエンザや肺炎などの感染症、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、長引く咳などの診察を行っています。他にも睡眠時無呼吸症候群の診断や治療も行っています。また肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンなど、感染予防策にも積極的に取り組んでいます。

呼吸器の症状と疾患

このような症状やお悩みがある方はご相談ください。

  • 咳が止まらない、長引く
  • 痰が絡む、切れない
  • 息切れしやすい
  • 咳で目覚めることがある
  • 喘息と言われたことがある
  • 花粉症で悩んでいる
  • 喫煙者、過去に喫煙経験があり肺の病気が心配

呼吸器の主な疾患

長引く咳

咳は発症から3週間以内は急性咳嗽と呼ばれ、ほとんどはかぜなど感染症によるものです。3週間以上続いた場合に遷延性咳嗽、8週間以上つづいた場合に慢性咳嗽と呼ばれ、原因として感染症以外も考える必要があります。咳が3週間以上続いた場合の鑑別は多岐に渡りますが、大半を占める3つの原因は、咳喘息、後鼻漏、逆流性食道炎と言われています。咳喘息は、一般的な喘息と機序は同じですが、喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼー)が出ずに咳だけが出ます。後鼻漏は副鼻腔気管支症候群とも言われますが、鼻汁が鼻から後ろを通って喉に垂れ込んで咳が出ます。逆流性食道炎は胃と食道のしまりが悪く、酸性の胃液が逆流することで喉を刺激して咳が出ます。その他にも、風邪後の咳が長引いている感冒後咳嗽や、肺がんや結核、薬が原因の咳なども考える必要があります。長く咳が続いた場合にはまず線X線を撮影して、肺がんや肺炎や結核など危険な疾患がないかを確認する必要があります。それらが否定できた後に、長引く咳の原因として多い疾患を、問診や検査から診断していきます。 長引く咳の原因ははっきり分からないことも多いのですが、当院ではAIを搭載したX線装置で危険な疾患の見落としを減らしたり、喘息の診断に使用する呼気中一酸化窒素検査や呼吸機能検査が施行でき、なるべく原因を把握してから治療ができるように心がけています。

気管支喘息

気管支喘息は一般的には喘息と呼ばれています。喘息では呼吸の通り道である気管支にアレルギーによる炎症が起こり、敏感になっています。そのため「かぜ」「季節の変わり目」「寒暖差」などの刺激に反応して気管支が狭くなり、喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼー)、息苦しい、咳や痰、喉や胸の詰まった感じなどの症状が現れます。症状の強さは1日の時間帯により異なり、改善と悪化を繰り返しますが、夜間から早朝にかけて症状が悪化することが多いです。慢性の炎症の原因となるアレルギーが特定できるアトピー型と、それ以外の非アトピー型がありますが、成人になって発症する喘息ではアレルギーを特定できない非アトピー型が4割と多いです。特定できるアレルギーは様々ですが、「ほこり」「ダニ」「花粉」「ペットの毛」など吸入するものが代表的です。また、小児喘息がなくても大人になってから(特に中年以降)喘息を発症することもあります。喘息の診断は、問診や身体所見による診断と、呼吸機能や気道のアレルギーによる炎症をみる検査による診断を組み合わせて行います。治療は、吸入ステロイドで気管支の炎症を抑えて発作が起こらないようにすることが基本となります。また発作時にはβ刺激薬の吸入により気管支を広げる治療を行います。当院では喘息の診断に有用な、呼気中の一酸化窒素濃度を測定し気道のアレルギーによる炎症をみる装置と、呼吸機能を測定できるスパイロメトリーがあり、なるべく正確な診断ができるようにしています。

肺炎

肺炎は様々な細菌やウイルスが感染して、肺に炎症を起こす疾患です。日本における肺炎による死亡数はがん・心疾患に次いで第3位となっています。肺炎の症状には発熱、咳、痰、息苦しさ、胸の痛みなどがあります。ただし高齢者では食欲低下や元気がないなどのはっきりしない症状がしか出ないこともあります。診断は身体所見、胸部X線画像、血液検査を用いて診断します。治療は病原体に対する抗菌薬を使用します。軽症であれば外来での治療で改善しますが、高齢・脱水・低酸素など重症の場合は入院して点滴で抗菌薬を使用しなくてはならないこともあります。予防としてインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種がすすめられます。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

COPDはタバコを中心とした有害物質を長期間吸入することで肺に炎症が起こり、細い気管支や肺が破壊され、息を吐き出しにくくなります。細い気管支の病変(慢性気管支炎)と肺自体の病変(肺気腫)が様々な割合で合併します。症状は、歩いたり階段を上ったときの息切れや呼吸困難、長期間続く咳や痰が代表的で、症状は通常は進行していきます。また、かぜなどの感染症をきっかけに症状が急に悪化し、喘息のようにヒューヒュー、ゼーゼーといった喘鳴がするようになる、急性増悪という病態もあります。COPDの診断はスパイロメトリーという呼吸機能検査の機器を使用し、1秒間に吐き出せる息の量を調べていきます。その他にもX線やCTも他の疾患の除外のために必要なことがあります。治療では禁煙が最も重要であり、禁煙しない限り病状の進行は食い止められません。並行して行う治療として、吸入薬によって症状の改善と、急性増悪を予防します。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気です。呼吸が止まると血中酸素濃度が低下し、目が覚めて再度呼吸を始めますが、眠るとまた止まってしまいます。10秒以上の呼吸が止まる「無呼吸」や呼吸が弱くなる「低呼吸」が、1時間に5回以上繰り返されることで診断されます。無呼吸が続くと深い睡眠がとれず、日中に強い眠気が出現します。また高血圧を引き起こしたり、心筋梗塞・脳梗塞などの心血管病とも強い関連を認めます。ひどいいびきや、夜間の呼吸停止を指摘されたり、日中の眠気が強いときは検査をおすすめします。

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